〈中区・栄〉チーズピゲのクッキーチーズサンドは左脳を黙らせるおいしさだった

ゆずれないおやつの話_vol4〉

〈ゆずれないおやつの話〉では筆者の人生において欠かせないと思うおやつについて勝手な尺度で語ります。今回は《Cheese pige(チーズ・ピゲ)》の「クッキーサンド」の話。


クリームチーズはカロリーの味がする。こっくりと濃厚な味わいともったり沈むような喉越し。〈美味しさとカロリーは比例する〉という無慈悲な等式の正しさがこんなにも身に染みる食材はなかなか無い。そのせいもあってクリームチーズを主役とするおやつ選びにはかなり慎重になる。せっかくカロリーを摂取するならカロリー赤字はどうしても避けたい。

だけど《Cheese pige(チーズ・ピゲ)》の〈クッキーチーズサンド〉はそんな理不尽な等式やいっそカロリーという概念すら忘れさせる美味しさだった。

“Cheese pige”と刻まれた文字がトレードマーク。クリームチーズ愛好家にはたまらない圧倒的な厚みで口に入れるとこっくりと濃厚な甘さが贅沢に広がる。一口でクリームチーズの迫力が押し寄せて波浪警報。

それでいてクリームがべとつかず口の中で溶けるようにほどけていくので最後まで胸焼けしなかった。食べ物を食べ物で例えるのは野暮だけれどこの口溶けは上等な牛肉を食べた時の口溶けに似ている。上等な食べ物にはジャンルを超えて通じる共通の上質さみたいなものがあるのかもしれない。数年前に一度だけ食べたことのある高級肉の舌触りが脳裏で一瞬蘇った。

できればとびきり美味しくて0カロリーのおやつが食べたいけどそれが無理ならカロリーのことなど忘れてしまえるほど美味しいものが食べたい。《Cheese pige(チーズ・ピゲ)》のクッキークリームサンドには左脳に有無を言わせぬ力強さがある。

Cheese Pige(チーズピゲ)ラシック店

・11:00~21:00
・地下鉄東山線・名城線/栄駅より徒歩3分
・不定休(ラシックに準じます)

▷ 愛知県名古屋市中区栄3-6-1 ラシック地下1階

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